2018年01月11日

謹賀新年

本年も皆様にとって良い年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。

昨秋竣工した坂戸の診療所併設住宅を一部ご紹介します。

駅前の目抜き通りに面する、絶好のロケーションです。
建物は3階建てで、1階の打放しの部分が診療所、白いネオパリエ(結晶化ガラス壁装材)を張っ
た2、3階は二世帯住宅となっています。
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北側の道路面は空調機置場となっており、アルミのルーバーで美しく仕上げられています。
また患者のプライバシーを守るため、1階の診療所には窓がほとんどありません。(4つの細長い
窓にもステンドグラスが嵌め込まれており、容易に内部が窺い知れないようになっています)
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2階には屋上庭園を設けました。こうした職住近接住宅にあっては、住環境のプライバシーをいか
に守るのかということも重要な課題になります。一方で閉鎖的になり過ぎないように、壁面には細
長いスリット窓を設けています。
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診療所のインテリアです。床には無垢カリン材のパーケットフロアを用い、クラシカルなデザイン
でまとめられています。モールの形状や素材、色、照明器具に至るまで、お施主様と幾度も打合せ
を重ねながら慎重に選定されています。
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夜になるとネオパリエの裏側に設けられた照明器具により壁面全体が発光します。地域のかかりつ
け医となる診療所なので、まずは多くの人に存在を知ってもらうということが大切なのです。また
駅前とは言え車でアプローチする患者さんやスタッフも多く、ランドマークという重要な役割もあ
ります。ネオパリエの素材の魅力を抽き出しつつ上品なライトアップとなるよう、こちらもまた設
計段階より工事完了の直前まで様々な検討を重ねて来ております。
(尚ライトアップは東京理科大学吉澤望教授とのコラボレーションです)
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屋上庭園の夜景。お施主様より「仕事を終えて、夜、この景色を見ながら食事をすると、食事がと
ても美味しい」とのコメントを戴きました。設計者としてこの上ない喜びを感じます。
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posted by shibata-arch at 17:58| Comment(0) | その他